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年季の入った銀歯の下には…

こんにちは、フレンドタウン深江橋の2階で診療をしておりますヒデ歯科クリニックです。

今回は皆さんのお口に入っているかもしれない金属の下には虫歯が潜んでいる!?というお話をします。

次の写真は金属の詰め物がされています。金属の表面が毛羽立っていて年季が入っていることがわかります。一見してみると綺麗に入っていそうに思えます。

しかし、この金属を外してみると

中が真っ黒になっていました。これは虫歯が進行していることを示しています。黒い所を確認してみると、虫歯菌の侵入経路は金属と歯の境目であることがわかります。金属は歯にくっつくことは出来ません。非接着材料と呼ばれます。そのため、歯に装着する際は接着材を使う必要があります。この接着材は経年劣化しますし、加水分解されます。また、この接着材の層が厚ければ厚いほど虫歯が再発したり外れたりしやすいと言われています。

なので、最近ではコンポジットレジンと呼ばれるプラスチックが代わりに使用されてきています。ただ、プラスチックを詰めるのには技術力が必要で、解剖学的な形態にいかに近づけるかで将来が違ってきます。詰めた後の一工夫もとても大切です。日本では、高橋登先生や高田光彦先生が治療技術に卓越しておられます。この2名の先生にご指導を受けた技術をもって皆さんの歯を綺麗な状態にしたいと思い、日々研鑽しております。

銀歯をしているところに違和感を感じられる方や年季の入った金属の詰め物をされている方は一度ご相談下さい。

院長写真

監修記事 
院長 板東 秀典(ばんどう ひでのり)

大阪大学歯学部卒業
すもと歯科クリニック・とがわ歯科クリニック 副院長を経て、
2021年7月 ヒデ歯科クリニック 開業

90歳で20本以上健康な歯を残す「9020(キューマル・ニーマル)」をスローガンに掲げ、虫歯治療から予防治療・歯周病・インプラント・お子様の治療など多岐にわたる診療に従事している。