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一昨日と昨日は小田先生主催のGBRセミナーでした!

こんにちは、フレンドタウン深江橋の2階で診療をしておりますヒデ歯科クリニックです。

この2日間は、小田先生主催のICEED水平・垂直GBRセミナーを受講してきました。

GBRというのは、Guided Bone Regenerationの略で、骨造成と呼ばれています。歯を抜いてかなり時間が経過した場合や、交通事故などがあると骨が大きくなくなることがあります。そうなると再建がとても大変で、元通りには戻せなくなってしまいます。骨がないと、そこにインプラントを埋めることができなくなったり、入れ歯を入れても擦れて痛いということが生じます。

歯と骨がなくなったところに新しく骨をつくることは骨免疫学的にかなり難しいことです。あごの骨というのは、歯を支える目的が一番大きく、歯や歯周組織への血液供給と力学的に支える機能があります。なので、支える歯がなくなってしまえば、そこに骨が不要になるので破骨細胞に分解されて、他に必要な部分に回されます。一旦、骨がない状態がつづいてしまえば、そこに破骨細胞や骨芽細胞が集積することはなく砂漠化してしまいます。なので、そこにインプラント治療や入れ歯をつくろうとしてもインプラントの本体を固定するための骨はなく、入れ歯が沈み込むのを防ぎようがなくなってしまいます。入れ歯治療がむずかしくなってしまうのはほぼ骨がないからです。

じゃあ、諦めてしまうのか・・・歯がなくて噛めない、見た目が悪いと嘆いている患者さんを救えないのか!?

答えはNoです。そこで、あらゆる道具を用いて骨をつくろうという試みがGBRです。

100%完璧な骨をつくるのは神様しかできない所業ですが、インプラント治療や入れ歯が満足にできるところまで骨をつくることができるのが今の時代です。

ただ、それができるのが超絶な技術をもったごく一部の先生方だけでした。

そこを一般開業医で外科手術がある程度できる先生なら同じとまではいかないが次の治療が無事にできるところまで骨をつくるようにしてくれたのが、最新の材料です。Bio-OSSやBio-guide、チタンメンブレンにPTFE膜などの開発がそうです。ですが、治療の際に、これらの道具の機能が100%発揮できるようにするのは、勘所が必要です。

それを教えてくれて即実践できるようにしてくれるのが小田先生のセミナーでした。

私もこれまでGBRはかなりやってきましたが、もっとこうすればよかったということがエビデンスを踏まえてご指導いただけたので、本当に受けてよかったと思いました。

これまで難しいと断っていた方のGBR+インプラント治療もできるようになりましたので、より多くの方のお悩みが解決できると期待をもっています。

 

院長写真

監修記事 
院長 板東 秀典(ばんどう ひでのり)

大阪大学歯学部卒業
すもと歯科クリニック・とがわ歯科クリニック 副院長を経て、
2021年7月 ヒデ歯科クリニック 開業

90歳で20本以上健康な歯を残す「9020(キューマル・ニーマル)」をスローガンに掲げ、虫歯治療から予防治療・歯周病・インプラント・お子様の治療など多岐にわたる診療に従事している。