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保険診療の制限に関して

こんにちは、フレンドタウン深江橋の2階で診療をしておりますヒデ歯科クリニックです。

昨今の物価上昇に加え、人件費の増加をお国から求められ、苦しい会社は多いのではないでしょうか?

歯科医院はとくに厳しくなっております。なぜかと言いますと、6月より保険診療に対する報酬は逆に微減になると決められているからです。原材料費・人件費の増加を考えると、保険診療で治療時間を治療内容を充実させるのは不可能となってきております。

6月より、経営者、スタッフの生活を守るために、当院では保険診療の時間と内容を制限することを決めました。保険診療ではもともと30分1枠であったのを20分1枠(60分3枠)に縮小し、治療内容も簡単な治療までとさせていただきます。複雑な治療や60分を超える治療は基本的には自由診療とさせていただきます。マイクロスコープが必要な処置は基本自由診療となります。

かなり苦しい決断ではございますが、ヒデ歯科クリニックの全従業員を守るためにご了承ください。保険治療でもマイクロスコープを、ということで頑張ってきましたが、疲れ果て、一度は閉院を考えるところまで悩みました。マイクロスコープ、つまり歯科用手術用顕微鏡を用いないと不可能だと思う治療は多く、成功率を80点以上にするには本当に必要です。マイクロスコープを導入していないクリニックの方が圧倒的に多いですが、虫歯を全部取り切る、神経を直接確認し残せるか否かを判断する新しい時代には必要な装置です。マイクロスコープを使うと虫歯の取り残しが見えますが、丁寧な治療、虫歯を取り切る治療を目指すと時間がとてもかかります。かなり大きい虫歯だと、虫歯の除去だけに20分かかることが多々ありますが、保険治療20分だと麻酔も修復もできません。なので、保険治療は小さい虫歯で麻酔をした上で20分以内で終わる大きさまでとさせていただきます。

来院者と従業員・歯科医院と技工所さん・歯科関連業者さん(悪徳じゃないところ)の3方が良くなることを願って已みません。ご協力のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

院長写真

監修記事 
院長 板東 秀典(ばんどう ひでのり)

大阪大学歯学部卒業
すもと歯科クリニック・とがわ歯科クリニック 副院長を経て、
2021年7月 ヒデ歯科クリニック 開業

90歳で20本以上健康な歯を残す「9020(キューマル・ニーマル)」をスローガンに掲げ、虫歯治療から予防治療・歯周病・インプラント・お子様の治療など多岐にわたる診療に従事している。